2024年11月21日(木)~2025年1月19日(日)*前期:11月21日(木)~12月15日(日)*後期:12月17日(火)~2025年1月19日(日) 染織家・志村ふくみ(1924~)の 100 歳記念回顧展である本展は、紬織りを独自の感性と想像力で、芸術性の高い作品として発展させた人間国宝・志村ふくみの芸術思想と、自然にある無数の色を抽出し紡いだ糸を染め織るという、人と自然が共生する営みに一生を捧げる仕事を紹介します。ふくみが染織の道に入るきっかけとなった《秋霞》、100 歳を目前にして若き日を回想した《野の果てⅡ》、次世代へのメッセージを託した石牟礼道子原作の新作能「沖宮」の衣裳などを展示し、彼女の足跡を辿ります。あわせて、ふくみを染織の道に導いた母・小野豊(おのとよ 1895-1984)と民藝精神や、ふくみの芸術精神を育んだ夭折の画家である兄・小野元衞(おのもとえ 1919-47)にも焦点を当てます。31 歳で染織の世界に入り、ものづくりに対する独自の芸術理念を貫きながら 70 年にわたって創りあげてきたふくみの作品の展観を通じて、多くの人々に感動を与え、その精神が後世に引き継がれてゆく契機となれば幸いです。 チラシダウンロード
日 時
12月15日(日)14:00~(約1時間)
講 師
桑山俊道氏(元滋賀県立近代美術館学芸員)
会 場
大倉集古館地下1階ホール
聴講料
無料 ただし入場には入館券が必要です
定 員
60名(事前申込制、先着順)
お申込み・お問合せ
大倉集古館 03-5575-5711(月~金、10:00~17:00)
大倉集古館 TEL:03-5575-5711(月~金、10:00~17:00)
千二百年以上の歴史を有し、世界最古のオーケストラともいわれる雅楽。それぞれ雅楽演奏家として活動していた、篳篥・島田皓史、龍笛・大谷忠平、笙・岡久美子により、共通のテーマを求心力に2023年秋結成。 ユニット名は雅楽全盛期の平安時代に唱えられた伝統的な奏法にとらわれない自由な演奏「婆娑羅」(バサラ)に由来し、正統な古典に取り組む一方、大胆な試みにも挑戦してゆきたいという思いが込められている。
雅楽バサラ 笙 岡 久美子/篳篥 島田 皓史/龍笛 大谷 忠平
演目 ●平調 音取 ●平調 越殿楽 ●楽器紹介と各楽器のソロ演奏 ●さくらさくら ●朗詠 嘉辰 ●高麗壱越調 意調子 ●平調 陪臚
大倉集古館 TEL:03-5575-5711(代表)